コンタクト先 : 山本 洋(phd2@ninesigma.com)
T-1179 高圧絶縁ガスのリーク補修技術
加工・部品
機械・精密
化学・素材
開発スケジュール
・2020年12月を目途にパートナー選定完了 ・2021年1月を目途に試作、実証実験 ・2022年3月を目途に技術確立
予算
開発予算: 最大1,000万円程度 ※既設開発品の改良含む
応募期限 : 2020年11月06日
依頼企業の概要 | 東京電力パワーグリッド株式会社(URL:http://www.tepco.co.jp/pg/) |
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応募者にとっての機会 | 部材の開発・供給、導入請負、技術ライセンス |
技術を求める背景・目的 | ・ 東京電力パワーグリッド株式会社は、関東圏エリアにおける変電所設備の保守・運用を行っている。設備内には高圧で封止された絶縁ガス(六フッ化硫黄(SF6)ガスなど)を利用するガス絶縁機器が計8,000箇所ほど存在するが、これらの機器において年間約10件程度の絶縁ガス漏れが発生する。ガス絶縁機器においてガス漏れが発生した場合、高圧ガスを応急的に補修する手段がなく、設備停止およびガス漏洩箇所の補修が必要となり、メーカによる修理に数週間~数ヵ月程度を要する。 ・ 依頼主はガス漏れが発生した際の応急処置に有効な補修材や施工方法を開発することにより、修理の間の長期間のダウンタイムの回避を目指している。 |
求める技術 |
変電所内のガス絶縁機器におけるSF6ガス漏洩(リーク)時にリーク箇所を閉塞可能な補修材および施工法 <前提条件> (1)対象設備:SF6ガスを用いたガス絶縁開閉装置(GIS)またはガス遮断器(GCB) ・サイズ :配管経(φ150~500mm),高さ(地上高 4.0~8.0m) ・配置環境:GIS(露出充電部なし),GCB(上部に露出充電部あり) (2)ガス漏洩箇所:GIS、GCBを構成するタンク・配管の接続部 ・フランジ、クランプ、パッキン、溶接箇所などの接続部位 ※漏洩状況:ピンホール(1mm程度)からスローリークするケースが多い (3)SF6ガスの特性:人体に無毒かつ無臭だが環境負荷が大きく,ガス回収が義務付けられている。 <技術要件> (1)ガス絶縁機器の高圧ガスリーク箇所を補修可能であること ・設備内部に封止された高圧SF6ガスを回収することなく、外部から補修施工可能であること ・補修状態を6ヵ月程度以上保持可能であることが望ましいが、一次補修として1ヶ月程度リーク量を減少させる技術も対象としている ・最大で0.6MPa程度までのシール性能があることが望ましい ・耐候性を持つことが望ましい (2)補修材の要件:取り扱いが容易であることが望ましい ・エポキシ樹脂など (3)施工法への要件 ・特殊治具や機材等を可能な限り使用しないこと ・一般的な電気取扱者が対応可能な作業であること |
技術の目標水準 |
(現時点で求める技術の完成度) ・ 高圧ガス機器に対して適用を想定しているもの、または実験にて効果が確認されていること ・ 製品化・サービス化済みであることが望ましい |
その他特記事項 |
想定されるビジネス規模: ・ 管内約8,000箇所の設備で適用予定 |
図表 |
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添付ファイル | T-1179.pdf |
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